腰痛の症状や程度は、人によってさまざまです。日常生活に取り入れて腰痛を解消・予防する、6つの方法を紹介します。ここでは「お灸」について解説します。
お灸をすえることで、血流が良くなるために、腰痛や肩こりにも効果があります。

お灸は、体のツボに温熱刺激を与えることで、血の流れを調整し、人の持つ自然治癒力を高める治療法です。お灸には、次のような効果が期待できます。
お灸をすえると体が温まるため血行が良くなり、血液の働きが盛んになります。老廃物を運ぶ力が活発になるため、むくみや関節痛、筋肉痛に効果的です。
お灸をすえると白血球が増加するので、免疫力がアップし、丈夫な体づくりに役立ちます。
患部にお灸をすえると、身体が温まるために血流が良くなり、気のめぐりと老廃物の循環がスムースになります。その結果、筋肉の痛みやこりが改善されていきます。
特にお灸が効くのは、冷え性の方の症状といわれています。ですから、冷え性の方の腰痛解消には、期待できそうです。体温の高い人は、お灸をしても効果が期待できないこともあるようです。
また、お灸をすると血圧が上がるので、低血圧の方の腰痛にも適しています。
お灸の方法は、体にあるツボの上でもぐさを燃やすという方法です。
お灸の痕が残るのでは? と思いがちですが、お灸にはお灸の痕が残る「有痕灸」と、痕が残らない「無痕灸」があります。無痕灸は、もぐさと皮膚の間に介在物を置いたり、一定の空間を保って行なうために、皮膚に痕が残りません。無痕灸には、ショウガ灸・塩灸・ガーゼ灸などの種類があります。
お灸をする際に、鍼灸院などに行けば、鍼灸師から正しくツボにお灸をしてもらえます。鍼灸師は、はり師ときゅう師の2つの国家資格を持つ専門家です。
ツボの位置というのは、本を片手に自分で探しても、なかなかピタリと探し当てられません。「ツボはここでいいの?」「お灸をはずすタイミングは?」と、慣れないうちは迷ってしまいがちです。
まず初めは、専門家にお願いしてみることをお勧めします。腰痛に効果的なツボの位置や施灸方法がわかれば、自分でも安心して行うことができるでしょう。
自分で初めてお灸を試す人は、薬局などで市販されている「間接灸」が使いやすいのでおすすめです。
また、お灸に使うもぐさには、切りもぐさと散りもぐさがあり、薬局で求めることができます。切りもぐさは有痕灸用で「大・中・小」の大きさにカットされて売られています。家庭で行なうお灸用には、小か中が適当のようです。
腰痛を改善するためにも、まずはお灸をすえる正しいツボを理解しておきましょう。
また、お灸を避けた方がいい人もいます。次の注意事項をよく読んでから行いましょう。

ウエストラインで背骨の端から指2本分外側のところにあります。
腎愈から指2本分外側にあります。
腎愈から指4本分下にあります。
腎愈から指2本分上にあります。