腰痛がおきる3大原因といわれている「骨格のゆがみ」「筋力の低下」「血行不良」。
ここでは、「筋力の低下」が原因でおこる腰痛のメカニズムを紹介します。
私たち人間の背骨は、「椎骨」という小さな骨のブロックが積み重なって形成されています。30以上ある椎骨がつながっている背骨が、S字カーブを描いてバランスよくまっすぐに立っていられるのは、その周りにある筋肉が伸び縮みを繰り返しながら支えているからです。
背骨の中でも、腰部の骨を「腰椎」(ようつい)といいます。腰椎は5つの椎骨から形成されており、その腰椎とそれを支える周りの筋肉が、腰の動きを可能にしています。
腰椎を支えるのは「腹筋」と「背筋」です。これらの筋力低下がおこってくると、上体の重さや動きを支え切れなくなり、筋肉が常にオーバーワーク状態になってしまいます。そのため、腰周辺の筋肉が異常に緊張し、疲労を越えて痛みを感じるようになります。これが、筋力低下による腰痛のメカニズムです。
筋力は年齢と共に低下します。また、女性は男性よりも筋肉の量が少なく、妊娠期間中には筋力が衰えてしまうこともあり、高齢者や女性に腰痛がおこる確率が高くなるようです。
筋力低下の原因は、主に次のようなことです。
太っている方は、標準体重の人より重い荷物を背負っている状態と同じなので、それだけ腰痛をおこしやすくなります。また運動不足になりやすく、それにより筋力低下を招きます。
少しかがんだり、くしゃみをしただけでおこる腰痛があります。これは、腹筋や背筋の筋力低下が一因ともいわれています。筋肉が衝撃を吸収するクッションの役割を果たせず、脊椎や腰椎に直接負担がかかっておこるようです。
腰痛は、腹筋と背筋の筋力が適度にあり、バランスが取れているとおこりにくくなります。
また、背筋より腹筋が弱いと腰痛になりやすいとされており、背筋をつけるよりも、腹筋をつけることが、腰痛予防の近道ともいわれています。